花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~

「そうだよその調子」カップを置いた恋生は、そっとそれに口づけ、「花はね。愛して、愛されるために生まれてきたんだ」

 そのとき、ほろり、涙が流れた。

 あなたのやさしい利き手がそれを拭ってくれる……。

「やっと、会えたんだね、わたしたち……。ごめんね。手紙のこととかいろいろと覚えていなくて」

「昔のことだからさ。それに、いまが一番大切なんだ。花とこうして、愛を育んでいけるいま、このときが」

「恋生……もう、泣かさないで」

「泣かせるし、鳴かせるし、もっともっと、天国に導いてやれる。……僕ならね」

「もう、恋生らしい……」

「ふふふ」

 ぱちん、と指を鳴らすとあなたは立ち上がり、堂々とわたしを姫抱きにし、極上のスイートルームに連れ込んで、天蓋つきのベッドでたっぷりと愛を与えるの。あなたなしではもう生きられないからだになってしまった。脳がこころが本能が、全部全部あなたを欲している。

 耐えきれず涙を流すとあなたの唇がそれを吸う。

「花……もっと狂って……おれのものになって……」