「ありがとなぁ花ちゃん。花ちゃんが、お母さんたちのことをよう心配してくれておるのは分かっておってん。わざと、連絡くれんようになってんな、ってのも分かっておったけどどうにも出来んで」
「ううん。……さ、食べよう。お母さんの作るあおさのお味噌汁は天下一品なんだから」
久しぶりに母と微笑みあった。気分がすっかり晴れて、いつも、鉛のようなどんより曇り空の能登の空とはうって変わって、澄み渡っていた。
*
「私、……行くね」
「ごめんなぁ花ちゃん。お母さん、仕事は昨日休めてんけど今日はどうしても休めんくて。せっかく来てくれたんに、ごめんなぁ」
「ううん。忙しいのに時間を作ってくれてありがとう。……それからお父さん、お母さんをあんまり悲しませないようにね」
わーった、と酒瓶をかざす父に苦笑いで応じる。それから母に向き直り、
「これからすることも考えることもいっぱいあると思うけど、一緒に考えていこう。遠くにいても、私たち、家族だから」
涙ながらに母と抱擁する。このぬくもり、におい、力強さが、いつも私を支えてくれた。
「ううん。……さ、食べよう。お母さんの作るあおさのお味噌汁は天下一品なんだから」
久しぶりに母と微笑みあった。気分がすっかり晴れて、いつも、鉛のようなどんより曇り空の能登の空とはうって変わって、澄み渡っていた。
*
「私、……行くね」
「ごめんなぁ花ちゃん。お母さん、仕事は昨日休めてんけど今日はどうしても休めんくて。せっかく来てくれたんに、ごめんなぁ」
「ううん。忙しいのに時間を作ってくれてありがとう。……それからお父さん、お母さんをあんまり悲しませないようにね」
わーった、と酒瓶をかざす父に苦笑いで応じる。それから母に向き直り、
「これからすることも考えることもいっぱいあると思うけど、一緒に考えていこう。遠くにいても、私たち、家族だから」
涙ながらに母と抱擁する。このぬくもり、におい、力強さが、いつも私を支えてくれた。



