「…あら、久しぶりね」
どれくらいここに足を運んでいなかったのだろう。
仕事終わり、営業時間中の沙世さんの店に訪れた。
お客さんが埋まる店内。
カウンターの一番隅に空いている席に俺は腰を下ろした。
座って速攻タバコを咥えて火を点ける俺に沙世さんは困ったように笑みを浮かべた。
「どうしたの?久しぶりに来てそんな顔しないでよ」
「普通だけど」
「そう?体調はどう?」
「いいよ」
「…なんか食べる?」
「うーん…適当に?」
「わかった。じゃあ待ってて」
ボンヤリと目の前にズラッと並ぶお酒のボトルを見つめながらタバコを咥える。
美咲と会って5日が過ぎた。
この期間、美咲が俺のマンションに来た気配は全くなかった。
もしかしたら今日、来たかも知れないって言う期待も俺にはない。
そんな淡い期待も起ころうとも思えない。
「はい。どーぞ」
「ありがと」
暫く経って目の前に置かれる料理。
タバコを灰皿に押し潰して、箸を掴んだ。
「鮭のホイル焼きに、こっちはね陽ちゃんから貰ったお肉でしぐれ煮作ったの」
「どーも」
「ねぇ、陽ちゃんと会ったんだって?優香と一緒に」
「あぁ」
「陽ちゃんビックリしてた」
「俺もビックリしたけどな」
「一昨日?だったかな。ここでね哲也と飲んでたの」
「へぇー…」
「翔くんにも連絡しようかなって思ってたんだけど、相変わらず忙しくしてんのかなって思ってしなかったのよ」
「あー…、一昨日は来れなかったかも。忙しかったし」
「で?今日はどうしたの?」
「あぁ…沙世さんには言っとこうと思って。もしかしたら流星にもう聞いてるのかも知れねぇけど」
「なに?」
「俺、来月から海外行くんだわ」
「えぇっ、そうなの?全然知らなかったんだけど。え、いつまで行くのよ」
沙世さんはビックリした表情で目を見開き、俺をジッと見つめた。
そっか、流星はなんも言ってねぇんだ。
どれくらいここに足を運んでいなかったのだろう。
仕事終わり、営業時間中の沙世さんの店に訪れた。
お客さんが埋まる店内。
カウンターの一番隅に空いている席に俺は腰を下ろした。
座って速攻タバコを咥えて火を点ける俺に沙世さんは困ったように笑みを浮かべた。
「どうしたの?久しぶりに来てそんな顔しないでよ」
「普通だけど」
「そう?体調はどう?」
「いいよ」
「…なんか食べる?」
「うーん…適当に?」
「わかった。じゃあ待ってて」
ボンヤリと目の前にズラッと並ぶお酒のボトルを見つめながらタバコを咥える。
美咲と会って5日が過ぎた。
この期間、美咲が俺のマンションに来た気配は全くなかった。
もしかしたら今日、来たかも知れないって言う期待も俺にはない。
そんな淡い期待も起ころうとも思えない。
「はい。どーぞ」
「ありがと」
暫く経って目の前に置かれる料理。
タバコを灰皿に押し潰して、箸を掴んだ。
「鮭のホイル焼きに、こっちはね陽ちゃんから貰ったお肉でしぐれ煮作ったの」
「どーも」
「ねぇ、陽ちゃんと会ったんだって?優香と一緒に」
「あぁ」
「陽ちゃんビックリしてた」
「俺もビックリしたけどな」
「一昨日?だったかな。ここでね哲也と飲んでたの」
「へぇー…」
「翔くんにも連絡しようかなって思ってたんだけど、相変わらず忙しくしてんのかなって思ってしなかったのよ」
「あー…、一昨日は来れなかったかも。忙しかったし」
「で?今日はどうしたの?」
「あぁ…沙世さんには言っとこうと思って。もしかしたら流星にもう聞いてるのかも知れねぇけど」
「なに?」
「俺、来月から海外行くんだわ」
「えぇっ、そうなの?全然知らなかったんだけど。え、いつまで行くのよ」
沙世さんはビックリした表情で目を見開き、俺をジッと見つめた。
そっか、流星はなんも言ってねぇんだ。



