「あんた誰からも聞いてないの?」
「誰からも聞いてねぇよ」
「あー…って事はそっちの業界の方には噂飛んでないんだ」
「まじで意味分かんねぇんだけど」
「噂ってさぁ、ほんと凄いよね。ここまでみんな信じちゃうんだって思った」
「だったら尚更、あいつの居場所教えろよ」
「なに?仁と会って、お前が結婚しろよって言うつもり?」
クスクスと笑った優香の声が電話越しから聞こえて来る。
「そだな。それが一番効率良いわ」
電話を切って暫くした後、病室に実香子が来た。
俺の目の前に来ると、持っていた紙切れ1枚をテーブルに置き、ポケットに入れていたペンを置く。
「許可出たから書いて」
紙切れから俺に視線を向けて来た実香子にゆっくりと口を動かした。
「ありがとう、実香子…」
「明日、夕方までには帰って来て」
「分かった」
「翔くんの事、信じてるから」
「…うん」
外出届に記入する。
それを実香子に渡し、俺は病院を出た。
とりあえず先にマンションに帰宅し、風呂に入る。
そしてそのままの足で俺は車に乗り込んだ。
時刻は20時。
外に出て歩くのも、車に乗るのも久しぶりで、まだ身体が入院生活のままの状態で怠い。
なんならこの鈍った身体をジムにでも行って回復したいものだった。
優香から聞いた場所に取り合えず向かう。
高層ビルのロビーのフロア。
そこの受け付けにまだ居る女の人に俺は男の名前を出した。
リアと同様にこいつも会う時にアポをしてないと会えないらしい。
有難い事に、優香と知り合いだっただけにあって、すんなりと俺と会ってくれるらしい。
「誰からも聞いてねぇよ」
「あー…って事はそっちの業界の方には噂飛んでないんだ」
「まじで意味分かんねぇんだけど」
「噂ってさぁ、ほんと凄いよね。ここまでみんな信じちゃうんだって思った」
「だったら尚更、あいつの居場所教えろよ」
「なに?仁と会って、お前が結婚しろよって言うつもり?」
クスクスと笑った優香の声が電話越しから聞こえて来る。
「そだな。それが一番効率良いわ」
電話を切って暫くした後、病室に実香子が来た。
俺の目の前に来ると、持っていた紙切れ1枚をテーブルに置き、ポケットに入れていたペンを置く。
「許可出たから書いて」
紙切れから俺に視線を向けて来た実香子にゆっくりと口を動かした。
「ありがとう、実香子…」
「明日、夕方までには帰って来て」
「分かった」
「翔くんの事、信じてるから」
「…うん」
外出届に記入する。
それを実香子に渡し、俺は病院を出た。
とりあえず先にマンションに帰宅し、風呂に入る。
そしてそのままの足で俺は車に乗り込んだ。
時刻は20時。
外に出て歩くのも、車に乗るのも久しぶりで、まだ身体が入院生活のままの状態で怠い。
なんならこの鈍った身体をジムにでも行って回復したいものだった。
優香から聞いた場所に取り合えず向かう。
高層ビルのロビーのフロア。
そこの受け付けにまだ居る女の人に俺は男の名前を出した。
リアと同様にこいつも会う時にアポをしてないと会えないらしい。
有難い事に、優香と知り合いだっただけにあって、すんなりと俺と会ってくれるらしい。



