さびしがりやの毒花



吉崎先輩はあきらかに不健康そのものだった。



血色のない肌、細い腕、目の下のクマ。



心配になるほど生気を感じない佇まいは、毒気すらおぼえる。



ぱさついた短い黒髪は栄養が行き渡っていないことがうかがえるし



じっとりした切れ長の目も、ぼんやりと焦点が危うい。



学校でも不評だという、3年カラーのくすんだ緑色のジャージも、吉崎先輩ならむしろ似合っていた。