さびしがりやの毒花





わたしの赤と、先輩の緑。




凹と凸がぴったりハマるように




触れ合えば美しい花を咲かせた。




それは恐ろしいことだ。




わたしの皮膚に付着した胞子は細胞を食い破り、あっというまに毒がまわる。




動かなくなった体では、もう逃げられない。






「純」







耳に残る声。




心臓をツタで絡め取られたみたいに、締めつけられて苦しかった。






吉崎先輩



猛毒の兆しに、ひたすら目をつぶった。