御守りします、お嬢様。



実は、アイドル活動をしてる時に一緒に頑張っていたお友達たちがいるから、みんなの場所に私も行きたいんだけど、その子たちがどこにいるかは絶対言っちゃダメだからパパたちには言えないんだ。

お金持ち学園だからセキュリティは問題ないんだけど、パパたちが心配する理由は『全寮制』ってこと。

きっと私たちと離れるのが寂しいんだよね。

そして、5年前まで男子校だったから、未だに男女比が9:1なのも、心配の要因かな。

「みんな、大丈夫だよ?にいにもいるしっ」

「でも紗愛ほどの美少女がいたら男どもが放っておかないだろう」

「それは俺もそう思う」

「わたしも思うわぁ」

「私、そこまで美少女じゃないよ?みんな、家族だから美化しちゃってるんだよ」

「いーや、どうしても行きたいなら、これをつけてくれ!」

そう言ってパパが差し出したのは…メガネ?

それも、レンズがとっても大きいもの。

「私、目は悪くないの、パパも知ってるよね?」

私、視力は2.0ずつあるくらい、目はいいんだ。

「お守りとしてつけておいてくれ」

えぇー、これ、世間一般的な女の子は「ダサい」って言うんじゃないのかな?

そんなことを思いつつ、パパの懇願するような瞳に負けた私は控えめに頷いたのだった。