御守りします、お嬢様。

とっても大きい我が家を見上げる。

「パパ、この家、おっきすぎない…?」

「そんなことないぞ!紗愛(さら)みたいな大人気アイドルが住む家なんだからな!」

もうアイドル活動は休止してるよ…、パパ?

とっても優しいけど、過保護。

そんなパパと--

「まあ、久しぶりねぇ、この家」

「…そーだね」

「…疲れた。早く入ろーぜ」

「紗愛と入りましょう」

「姉貴、早く」

「あ、はーい!」

「…そんなに急がなくてもよくない?」

「まぁまぁ、にいにも入ろ?」

「わかったわかった」

のんびり屋さんのママ、クールだけど優しくて過保護な兄と弟と過ごして、もうすぐ13歳!

イタリアに3年間旅行に行くために始めたばかりのアイドル活動を休止して、もう時が経ったんだなぁ、なんて感じています。

弟の直緒(なお)と兄の悠羽(ゆう)はなぜか他人には、とっても冷たいんだけど、私にはびっくりするほど過保護。

私はすごくいい家庭に生まれたんだなぁ。

「姉貴?」

「紗愛?」

「「部屋行こーぜ」」

「あ、そうだね!久しぶりすぎてお部屋の場所忘れちゃったかもっ」

「何それ」

「紗愛って時々意味不だよね」

***

「本当に行くのか?」

「うん、行くっ」

「親父、俺がいるから大丈夫だぞ」

「兄貴には任せられない。俺も反対だ」

「まぁ、少し心配よねぇ、大華学園に行かせるなんて」

私とにいには国内随一のお金持ち学園、大華学園に編入しようとしてるんだ。