「どういうこと? ここに幽閉されている私にはなにもできっこないってこと?」
「そうは言っておりません。今回の真相を見抜いたのはキヨ様ですから。ですが、キヨ様は毒の被害に合われなかった。それに、こうして閉じ込められている。それなのに無関係を決め込まないのはなぜなのですか?」
さっきのはそういう意味があったのかとようやく肩の力をぬいた。
「だって、放っておけない」
それがキヨの本心だった。
ここに来るまでに期待を胸に膨らませ、新婚生活を夢見てきた。
それは見事に打ち砕かれてしまったけれど使用人たちのせいではない。
「そうは言っておりません。今回の真相を見抜いたのはキヨ様ですから。ですが、キヨ様は毒の被害に合われなかった。それに、こうして閉じ込められている。それなのに無関係を決め込まないのはなぜなのですか?」
さっきのはそういう意味があったのかとようやく肩の力をぬいた。
「だって、放っておけない」
それがキヨの本心だった。
ここに来るまでに期待を胸に膨らませ、新婚生活を夢見てきた。
それは見事に打ち砕かれてしまったけれど使用人たちのせいではない。



