本来ならキヨが白い粉を舐めようとしたときに止めに入るはずだ。
それをしなかったということは、トミはキヨに問題解決を期待しているとしか思えなかった。
「すごく苦い。でも口に入れたことのある味がした」
説明しながらキヨは幼いころの出来事を思い出していた。
あれはキヨがまだ5つか6つのころだった。
東郷家の広い庭先でひとり遊んでいたとき、細くて長い葉っぱを見つけた。
それは庭のどこにでも生えていて珍しいものではなかったのに、そのときには何気なく手を伸ばしてしまった。
葉の先に割いている黄色みがかった花を積んでみたくなったのだ。
『綺麗なお花。お父様は喜ぶかな』
それをしなかったということは、トミはキヨに問題解決を期待しているとしか思えなかった。
「すごく苦い。でも口に入れたことのある味がした」
説明しながらキヨは幼いころの出来事を思い出していた。
あれはキヨがまだ5つか6つのころだった。
東郷家の広い庭先でひとり遊んでいたとき、細くて長い葉っぱを見つけた。
それは庭のどこにでも生えていて珍しいものではなかったのに、そのときには何気なく手を伸ばしてしまった。
葉の先に割いている黄色みがかった花を積んでみたくなったのだ。
『綺麗なお花。お父様は喜ぶかな』



