座敷牢令嬢は今日も謎を解く

外に出ることさえできれば、すべて問題は解決するのに!
自分の不甲斐なさに泣いてしまいそうになり、慌てて上を向いて涙を奥へと引っ込める。
思えば謎解きだってそうだ。
いつも犯人だけは見つけることができなかった。

これでは役立ったとは言えない。
唯一、トミの友人の足袋を発見したくらいなものじゃないか。
それだって、トミからもたらされる情報がなければ私にはなにもできないままだった。

すべてはトミと田中のおかげだった。
ひとりではなにもできない。
泣いている暇など無いのに涙が止まらなくなってしまって、上を向いたままでもボロボロと頬を流れていく。
ここに来た日のことが走馬灯のように蘇ってきた。