まずはトミがどのくらい書けるか確認して、文字に慣れてから一番上に菅原家の名前を入れる予定だった。
あまりに汚い字で、読み取れなければ書き直しをさせる必要がある。
トミの文字は案の定汚かった。
でも読み取れないほどではない。
秀雄は最後に菅原家の名前を入れさせて手紙を完成させた。
そのさい、トミの指先がまだ乾いていない菅原の文字の上をこすったことに気が付かなかったのだ。
運悪く指についた隅が手紙の裏にまで付着してしまった。
『助かったよ』
秀雄が書き終えた手紙を袂に入れようとしたときだった。
『若旦那さま?』
と、自分を呼ぶ声が聞こえてきた。
あまりに汚い字で、読み取れなければ書き直しをさせる必要がある。
トミの文字は案の定汚かった。
でも読み取れないほどではない。
秀雄は最後に菅原家の名前を入れさせて手紙を完成させた。
そのさい、トミの指先がまだ乾いていない菅原の文字の上をこすったことに気が付かなかったのだ。
運悪く指についた隅が手紙の裏にまで付着してしまった。
『助かったよ』
秀雄が書き終えた手紙を袂に入れようとしたときだった。
『若旦那さま?』
と、自分を呼ぶ声が聞こえてきた。



