座敷牢令嬢は今日も謎を解く

「こんなことを言うと頭がおかしくなったのかもしれないと心配するかもしれないけれど、心配しないで聞いて? この屋敷で流れている幽霊の噂についてできるだけ多くの情報が欲しいの」
キヨの真剣な眼差しにトミは頷く。

「わかりました。すぐに行ってきます!」
トミが転けそうになりながら座敷牢を出ていく。
キヨはその後姿を見送ってぶるりと震えた。
まさか今度は幽霊について調べることになるなんて。
そう思い、横目で床に置いたままのひまわりを見つめたのだった。

☆☆☆

キヨがまだ4歳か5歳のころ、近くの川に遊びに行った記憶がある。