そもそも、重要書類があるのなら隠し扉からも入れないようにするはずだ。
自分の考えをひとつずつ消していくことで真実に近づくことができる。
「じゃあ考え方を変えてみるわね。大旦那様の部屋の前には見張りがふたりいた。ふたりとも自分は犯人じゃないと主張している。その主張が正しく、なおかつ他に出入り口などなかった場合――」
「幽霊が犯人!!」
トミが叫び、キヨは青ざめたのだった。
☆☆☆
幽霊が大旦那様の部屋に侵入して大切な書類を持ち出した。
そんな荒唐無稽な出来事を想像して思い出すのはやはり田中の姿だった。
自分の考えをひとつずつ消していくことで真実に近づくことができる。
「じゃあ考え方を変えてみるわね。大旦那様の部屋の前には見張りがふたりいた。ふたりとも自分は犯人じゃないと主張している。その主張が正しく、なおかつ他に出入り口などなかった場合――」
「幽霊が犯人!!」
トミが叫び、キヨは青ざめたのだった。
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幽霊が大旦那様の部屋に侵入して大切な書類を持ち出した。
そんな荒唐無稽な出来事を想像して思い出すのはやはり田中の姿だった。



