突然の出来事にトミは今までの涙が引っ込んでしまい、目をパチクリさせている。
「わたしは、特になにも」
「本当に? あなたが使用人たちを集めに行ったから、怪文書を盗んだこともバレてしまったんじゃないの?」
「あ、そういえば」
ナミがいなくなってしまったことの衝撃のせいで、自分が変装までして若旦那の部屋に忍び込んだ事実がすっかりと抜け落ちていた。
「なにも言われていません」
不思議そうな顔つきになってトミが言う。
キヨは顎に指を当て、眉間にはシワを寄せた。
怪文書を書いた犯人が咎められるのはわかるけれど、それを盗み出したトミが咎められないのは理解しがたい。
これは立派な窃盗になるはずだ。
「わたしは、特になにも」
「本当に? あなたが使用人たちを集めに行ったから、怪文書を盗んだこともバレてしまったんじゃないの?」
「あ、そういえば」
ナミがいなくなってしまったことの衝撃のせいで、自分が変装までして若旦那の部屋に忍び込んだ事実がすっかりと抜け落ちていた。
「なにも言われていません」
不思議そうな顔つきになってトミが言う。
キヨは顎に指を当て、眉間にはシワを寄せた。
怪文書を書いた犯人が咎められるのはわかるけれど、それを盗み出したトミが咎められないのは理解しがたい。
これは立派な窃盗になるはずだ。



