クロエの補助魔法が効果を奏して、間に合ったのだろう。
もともとエーリヒを目の敵にしていたサージェは、エーリヒが目の前に飛び出したことを確認すると、にやりと薄ら笑いを浮かべた。
エーリヒには、魔法攻撃を防ぐことはできないと確信していたのだろう。
けれど彼の右腕は、クロエの魔法によって無敵状態である。
当然、サージェの攻撃も受け付けず、あっさりと霧散してしまった。
「……な、なぜ」
クロエが攻撃を防いだときよりも呆然とした表情で、サージェが崩れ落ちる。
エーリヒは、そんな彼を素早く捕縛した。
「俺の右腕は、女神の祝福を受けているからな」
そして、あっさりとそんなことを言うと、自らの右腕に、愛しそうに触れる。
(め、女神って……)
クロエは真っ赤になってしまい、自分の頬を両手で押さえた。
捕らえられたサージェは、しばらく何とか逃れようと暴れていたが、エーリヒに押さえつけられて、痛みからか悲鳴を上げている。
もともと強いエーリヒだったが、今はクロエの補助魔法で力も増している。
逃れられるはずがなかった。
「クロエは、お前のような卑怯者を愛したりしない。そしてクロエは、お前などよりもずっと強い。だからもう二度と、勝手に恋人を名乗ったりするな」
エーリヒは冷たい声でそう言うと、サージェを真正面から睨み据える。
「次は、ない」
「……っ」
魔物討伐で名を挙げた剣士の殺気をまともに受けてしまい、サージェは真っ青になった。
しかもエーリヒに、魔法攻撃は通用しなかった。
適う相手ではないと、しっかり心に刻み込まれたに違いない。
(許せない……)
もともとエーリヒを目の敵にしていたサージェは、エーリヒが目の前に飛び出したことを確認すると、にやりと薄ら笑いを浮かべた。
エーリヒには、魔法攻撃を防ぐことはできないと確信していたのだろう。
けれど彼の右腕は、クロエの魔法によって無敵状態である。
当然、サージェの攻撃も受け付けず、あっさりと霧散してしまった。
「……な、なぜ」
クロエが攻撃を防いだときよりも呆然とした表情で、サージェが崩れ落ちる。
エーリヒは、そんな彼を素早く捕縛した。
「俺の右腕は、女神の祝福を受けているからな」
そして、あっさりとそんなことを言うと、自らの右腕に、愛しそうに触れる。
(め、女神って……)
クロエは真っ赤になってしまい、自分の頬を両手で押さえた。
捕らえられたサージェは、しばらく何とか逃れようと暴れていたが、エーリヒに押さえつけられて、痛みからか悲鳴を上げている。
もともと強いエーリヒだったが、今はクロエの補助魔法で力も増している。
逃れられるはずがなかった。
「クロエは、お前のような卑怯者を愛したりしない。そしてクロエは、お前などよりもずっと強い。だからもう二度と、勝手に恋人を名乗ったりするな」
エーリヒは冷たい声でそう言うと、サージェを真正面から睨み据える。
「次は、ない」
「……っ」
魔物討伐で名を挙げた剣士の殺気をまともに受けてしまい、サージェは真っ青になった。
しかもエーリヒに、魔法攻撃は通用しなかった。
適う相手ではないと、しっかり心に刻み込まれたに違いない。
(許せない……)


