そう思っていた。
「王都の地下道には、魔物が溢れている。それと同じように、この町の地下道にも魔物が溢れていて、それがときどき町にも出現するらしい」
ふたりが向かったのは、町の外れにある地下道入り口である。
危険だから封鎖されているものの、強い魔物だと入り口を破壊してしまうことがあるらしく、魔物退治の依頼は多いらしい。
「クロエは、魔物を見るのは初めてだろう? 今日は俺の後ろに隠れて見学していて」
「見学?」
初日から魔法を実践するつもりだったクロエは、不思議そうに首を傾げる。
「どうして?」
「地下道に出るような魔物は、不気味な外見をしているし、倒すと体液をまき散らす。それに地下道は狭いから、魔法を使うにはあまり向いていない」
「そっかぁ……」
たしかに狭い通路で魔法を使うのは、危険かもしれない。
魔物を見るのも初めてなので、言われた通りに今日はエーリヒの後ろで見学することにした。
魔物の姿は、前世の記憶で何となく想像することはできる。
でも実際に見た魔物は、粘液に包まれたどろりとした体に、複数の目がついている不気味なものだった。
スライムのような魔物だが、よくあるゲームで見るような、可愛らしい姿ではない。
しかもそれが、複数集まっている。
さらに倒すと、水風船のように爆発するらしい。
言われたように、クロエはずっとエーリヒの背後に隠れて、その様子を見学していた。
(たしかに、あれはちょっと不気味かも)
物理攻撃が通じない、ということはなく、エーリヒはあっさりと魔物を退治していく。
その鮮やかな剣さばきに、思わず見惚れてしまう。
「すごい……」
「王都の地下道には、魔物が溢れている。それと同じように、この町の地下道にも魔物が溢れていて、それがときどき町にも出現するらしい」
ふたりが向かったのは、町の外れにある地下道入り口である。
危険だから封鎖されているものの、強い魔物だと入り口を破壊してしまうことがあるらしく、魔物退治の依頼は多いらしい。
「クロエは、魔物を見るのは初めてだろう? 今日は俺の後ろに隠れて見学していて」
「見学?」
初日から魔法を実践するつもりだったクロエは、不思議そうに首を傾げる。
「どうして?」
「地下道に出るような魔物は、不気味な外見をしているし、倒すと体液をまき散らす。それに地下道は狭いから、魔法を使うにはあまり向いていない」
「そっかぁ……」
たしかに狭い通路で魔法を使うのは、危険かもしれない。
魔物を見るのも初めてなので、言われた通りに今日はエーリヒの後ろで見学することにした。
魔物の姿は、前世の記憶で何となく想像することはできる。
でも実際に見た魔物は、粘液に包まれたどろりとした体に、複数の目がついている不気味なものだった。
スライムのような魔物だが、よくあるゲームで見るような、可愛らしい姿ではない。
しかもそれが、複数集まっている。
さらに倒すと、水風船のように爆発するらしい。
言われたように、クロエはずっとエーリヒの背後に隠れて、その様子を見学していた。
(たしかに、あれはちょっと不気味かも)
物理攻撃が通じない、ということはなく、エーリヒはあっさりと魔物を退治していく。
その鮮やかな剣さばきに、思わず見惚れてしまう。
「すごい……」


