本来なら魔法を使えるようになるには、高価な魔導書を買う、またはその魔法を習得している魔導師に学ばなくてはならない。
でもクロエは魔女だから、頭の中でしっかりイメージできれば使えるはずだ。
(広範囲を殲滅する範囲魔法とか、格好いいけど……)
まずは初心者なので、初級魔法から。
ゲームで使ったことのある炎の玉をぶつける魔法や、風の刃で切り裂くような魔法が良いかもしれない。
イメージした通りに魔法が使えなくて、エーリヒを巻き添えにしたら大変だから、念入りに詳細まで考えてみる。
(本当の魔女って、どんな魔法を使うのかな……)
ふと、そんなことを思った。
調べようにも、この国では、なかなか魔女に関する記載を見つけることができない。
魔法のことや、魔女という存在について、聞いてみたい。
もちろん、その相手はこの国の王女カサンドラではない。
アリーシャも留学した、北方のジーナシス王国にいるという本物の魔女である。
(私も、ジーナシス王国に行ってみたい)
ふと芽生えた願い。
けれど今は、優先しなければいけないことがたくさんある。
やりたいことはたくさんあるけれど、それでもできることから、ひとつずつ頑張っていけば、きっと望む未来に辿り着ける。
そう信じて、エーリヒとふたりで突き進むしかない。
クロエにとって、すべてが解決したあとにエーリヒさえ傍にいてくれたら、それだけでハッピーエンドである。
魔法図鑑を読みながらイメージトレーニングをしていると、お昼を少し過ぎた頃にエーリヒが戻ってきた。
「おかえりなさい。大丈夫だった?」
「ただいま、クロエ。もちろん大丈夫だ」
でもクロエは魔女だから、頭の中でしっかりイメージできれば使えるはずだ。
(広範囲を殲滅する範囲魔法とか、格好いいけど……)
まずは初心者なので、初級魔法から。
ゲームで使ったことのある炎の玉をぶつける魔法や、風の刃で切り裂くような魔法が良いかもしれない。
イメージした通りに魔法が使えなくて、エーリヒを巻き添えにしたら大変だから、念入りに詳細まで考えてみる。
(本当の魔女って、どんな魔法を使うのかな……)
ふと、そんなことを思った。
調べようにも、この国では、なかなか魔女に関する記載を見つけることができない。
魔法のことや、魔女という存在について、聞いてみたい。
もちろん、その相手はこの国の王女カサンドラではない。
アリーシャも留学した、北方のジーナシス王国にいるという本物の魔女である。
(私も、ジーナシス王国に行ってみたい)
ふと芽生えた願い。
けれど今は、優先しなければいけないことがたくさんある。
やりたいことはたくさんあるけれど、それでもできることから、ひとつずつ頑張っていけば、きっと望む未来に辿り着ける。
そう信じて、エーリヒとふたりで突き進むしかない。
クロエにとって、すべてが解決したあとにエーリヒさえ傍にいてくれたら、それだけでハッピーエンドである。
魔法図鑑を読みながらイメージトレーニングをしていると、お昼を少し過ぎた頃にエーリヒが戻ってきた。
「おかえりなさい。大丈夫だった?」
「ただいま、クロエ。もちろん大丈夫だ」


