あの港町での使命依頼で、人を助けることに目覚めたらしい。もちろんクロエも同行して、地方を見て回り、それをアリーシャとジェスタに報告している。
カサンドラがいなくなったので、アリーシャはもう大量の魔石を必要としていない。
でもなかなか地方まで視察に行けない王太子に変わって、地方の様子を見て回ってほしいと言われて、クロエは承知していた。
今はエーリヒとふたりで、国中を回って依頼を果たしながら、地方の問題的を見つけて王太子のジェスタに報告している。
そして、あの断罪パーティから一年後。
クロエはマードレット公爵家の養女のまま、婚約者だったエーリヒと結婚する。
エーリヒは貴族の養子にはならなかったが、冒険者として名を上げ、クロエと結婚するのに何の障害もない。
むしろマードレット公爵からは、クロエの婿として家を継いでほしいと言われているようだ。王太子に嫁ぐアリーシャはひとり娘で、いずれふたりの子どもがマードレット公爵を継ぐことになっていたらしい。
そんな話があるのなら、受けるわけにはいかない。
そう言ってクロエもエーリヒも辞退し続けていたが、最近はアリーシャやジェスタまで、爵位を継いでほしいと言うようになってしまった。
今はまだマードレット公爵が現役で働いているので、その話も先延ばしにしている。
でもクロエとエーリヒも、今は以前のようにこの国を出たいと思っていない。
今では国内を自由に旅することができるし、アリーシャたちと協力して、もっとこの国を良くするために働きたいと思っている。
それが、クロエの使命だ。
結婚式の当日。
カサンドラがいなくなったので、アリーシャはもう大量の魔石を必要としていない。
でもなかなか地方まで視察に行けない王太子に変わって、地方の様子を見て回ってほしいと言われて、クロエは承知していた。
今はエーリヒとふたりで、国中を回って依頼を果たしながら、地方の問題的を見つけて王太子のジェスタに報告している。
そして、あの断罪パーティから一年後。
クロエはマードレット公爵家の養女のまま、婚約者だったエーリヒと結婚する。
エーリヒは貴族の養子にはならなかったが、冒険者として名を上げ、クロエと結婚するのに何の障害もない。
むしろマードレット公爵からは、クロエの婿として家を継いでほしいと言われているようだ。王太子に嫁ぐアリーシャはひとり娘で、いずれふたりの子どもがマードレット公爵を継ぐことになっていたらしい。
そんな話があるのなら、受けるわけにはいかない。
そう言ってクロエもエーリヒも辞退し続けていたが、最近はアリーシャやジェスタまで、爵位を継いでほしいと言うようになってしまった。
今はまだマードレット公爵が現役で働いているので、その話も先延ばしにしている。
でもクロエとエーリヒも、今は以前のようにこの国を出たいと思っていない。
今では国内を自由に旅することができるし、アリーシャたちと協力して、もっとこの国を良くするために働きたいと思っている。
それが、クロエの使命だ。
結婚式の当日。


