「私たちの仲間が無残な最後を遂げる原因となった、ふたりの責任を追及します」
リーノがそう言うと、案の定ふたりは騒ぎ出した。
知らなかった。知っていたら、そんなことはしなかった。
そう喚いても、周囲の視線は冷たくなるばかりだ。
たとえクロエが魔女でなかったとしても、婚約者、そして娘を虐待していた事実は変わらない。
アダナーニ王国の国王が下した罰は、身分剥奪の上に、地方への追放だった。
キリフは呆然としたあと、その場に崩れ落ちる。
父は、メルティガル侯爵家の当主ではなくなることを受け入れられず、会場で暴れてとうとう捕縛されてしまった。
メルティガル侯爵家は、兄か異母弟が継ぐのだろうか。
ふたりが連れ出されたあと、国王がパーティの再開を宣言する。
気分を変えるように、明るい音楽が流れ出した。
王女カサンドラが魔力を失い、王子キリフが身分を剥奪された。
さらに、騎士団長であったメルティガル侯爵も、身分剥奪と追放刑を言い渡されている。
きっと誰もが動揺していただろうが、ここはジーナシス王国の魔女の歓迎パーティである。
無理にでも明るく笑うしかない。
リーノは先ほどとは打って変わって、明るい笑顔で周囲の人たちと談笑している。
若い人たちが何人か踊り出し、それを見ていると、エーリヒがクロエに手を差し伸べた。
「せっかく練習したんだ。俺たちも踊らないか?」
「ええ、そうね」
エーリヒがリーノと踊ってカサンドラを挑発する作戦だったが、彼女はそれよりも先に激高してしまったため、ダンスをする機会は訪れなかった。
リーノがそう言うと、案の定ふたりは騒ぎ出した。
知らなかった。知っていたら、そんなことはしなかった。
そう喚いても、周囲の視線は冷たくなるばかりだ。
たとえクロエが魔女でなかったとしても、婚約者、そして娘を虐待していた事実は変わらない。
アダナーニ王国の国王が下した罰は、身分剥奪の上に、地方への追放だった。
キリフは呆然としたあと、その場に崩れ落ちる。
父は、メルティガル侯爵家の当主ではなくなることを受け入れられず、会場で暴れてとうとう捕縛されてしまった。
メルティガル侯爵家は、兄か異母弟が継ぐのだろうか。
ふたりが連れ出されたあと、国王がパーティの再開を宣言する。
気分を変えるように、明るい音楽が流れ出した。
王女カサンドラが魔力を失い、王子キリフが身分を剥奪された。
さらに、騎士団長であったメルティガル侯爵も、身分剥奪と追放刑を言い渡されている。
きっと誰もが動揺していただろうが、ここはジーナシス王国の魔女の歓迎パーティである。
無理にでも明るく笑うしかない。
リーノは先ほどとは打って変わって、明るい笑顔で周囲の人たちと談笑している。
若い人たちが何人か踊り出し、それを見ていると、エーリヒがクロエに手を差し伸べた。
「せっかく練習したんだ。俺たちも踊らないか?」
「ええ、そうね」
エーリヒがリーノと踊ってカサンドラを挑発する作戦だったが、彼女はそれよりも先に激高してしまったため、ダンスをする機会は訪れなかった。


