そう言う彼女のドレスはとても豪華で、魔女であることもあり、会場で一番目立つに違いない。
やがて馬車の用意が整い、アリーシャは一足先に向かったようなので、三人で王城に向かう。
会場入りするときは、クロエのエスコートはエーリヒが。リーノのエスコートは、王太子のジェスタが勤めることになった。アリーシャはリーノのサポートのため、最初から会場で待っているようだ。
今日は、魔女の歓迎会ということで、ほとんどの貴族が参加するらしい。
会場も綺麗に飾り付けられ、色とりどりの花が咲いている。
(何だか、婚約破棄されたときのことを思い出すかも)
そんなことを思っていると、エーリヒが手を握ってくれた。その温もりが、今の自分は幸せだと思い出させてくれる。
(うん、大丈夫)
パーティは予定通りに進んだ。
アダナーニ国王が歓迎の言葉を言い、リーノがそれに感謝を述べる。
訪問の理由を聞かれたリーノは、会場を見渡して、冷たい声でこう言った。
「魔女について、お伺いしたいことがあります」
その言葉に、人々の視線がカサンドラに向けられる。
父である国王に大人しくしていろと言い聞かせられたのか、エーリヒの姿を見ても駆け寄らなかったカサンドラは、その代わりにずっとクロエを睨んでいた。
「何よ?」
その視線を受けて、不機嫌そうに声を出す。
「あなたではないわ。あなたは『魔女』ではないもの」
リーノがそう言うと、途端に会場がざわめいた。
「静粛に」
宰相の一声で、静まり返る。
それを見て、リーノはゆっくりと語り出した。
やがて馬車の用意が整い、アリーシャは一足先に向かったようなので、三人で王城に向かう。
会場入りするときは、クロエのエスコートはエーリヒが。リーノのエスコートは、王太子のジェスタが勤めることになった。アリーシャはリーノのサポートのため、最初から会場で待っているようだ。
今日は、魔女の歓迎会ということで、ほとんどの貴族が参加するらしい。
会場も綺麗に飾り付けられ、色とりどりの花が咲いている。
(何だか、婚約破棄されたときのことを思い出すかも)
そんなことを思っていると、エーリヒが手を握ってくれた。その温もりが、今の自分は幸せだと思い出させてくれる。
(うん、大丈夫)
パーティは予定通りに進んだ。
アダナーニ国王が歓迎の言葉を言い、リーノがそれに感謝を述べる。
訪問の理由を聞かれたリーノは、会場を見渡して、冷たい声でこう言った。
「魔女について、お伺いしたいことがあります」
その言葉に、人々の視線がカサンドラに向けられる。
父である国王に大人しくしていろと言い聞かせられたのか、エーリヒの姿を見ても駆け寄らなかったカサンドラは、その代わりにずっとクロエを睨んでいた。
「何よ?」
その視線を受けて、不機嫌そうに声を出す。
「あなたではないわ。あなたは『魔女』ではないもの」
リーノがそう言うと、途端に会場がざわめいた。
「静粛に」
宰相の一声で、静まり返る。
それを見て、リーノはゆっくりと語り出した。


