リーノは血生臭いことは求めないと言っていたので、おそらくそれほど厳罰にはならないだろう。
だが、クロエのことは忘れられなくなるに違いない。
「きっとそのパーティには、カサンドラ王女も参加するでしょう。悪いけれど、彼女を釣る餌になってほしいの」
そう言われて、エーリヒは不思議そうに聞き返す。
「餌、とは?」
「クロエさんの計画に必要なことよ」
エーリヒの視線を受けて、クロエは頷いた。
「カサンドラ王女殿下の魔力を、封じようと思うの」
静かにそう言うと、エーリヒは動揺したようにクロエとリーノを交互に見つめる。
「そんなことが、できるのか?」
カサンドラの魔力の強さは、傍にいたエーリヒもよく知っている。
クロエとリーノが魔女だと知っていても、不安になってしまうのだろう。
「大丈夫。魔女と魔女もどきでは、魔力も桁違いよ。それに、クロエさんを前には出さないわ。私が王女と対峙する。だから餌が必要なの」
キリフやクロエの父の断罪が終わったあと、リーノがエーリヒをダンスに誘い、ふたりが踊る様子をカサンドラに見せつける。
きっとカサンドラは、リーノに敵意を向けるだろう。
でも、どんな言葉を投げかけられても、リーノは反応しないつもりだ。すると怒ったカサンドラは、いつものように魔法で攻撃してくるに違いない。
だが何度攻撃しても、リーノには通用しない。
「そこで、警告するつもりよ。魔女ではないのだから、そんなに魔法を使ったら魔力が尽きてしまうわ、と」
だが実際にカサンドラの魔力は膨大で、おそらくその程度で魔力が尽きることはないと思われる。
だが、クロエのことは忘れられなくなるに違いない。
「きっとそのパーティには、カサンドラ王女も参加するでしょう。悪いけれど、彼女を釣る餌になってほしいの」
そう言われて、エーリヒは不思議そうに聞き返す。
「餌、とは?」
「クロエさんの計画に必要なことよ」
エーリヒの視線を受けて、クロエは頷いた。
「カサンドラ王女殿下の魔力を、封じようと思うの」
静かにそう言うと、エーリヒは動揺したようにクロエとリーノを交互に見つめる。
「そんなことが、できるのか?」
カサンドラの魔力の強さは、傍にいたエーリヒもよく知っている。
クロエとリーノが魔女だと知っていても、不安になってしまうのだろう。
「大丈夫。魔女と魔女もどきでは、魔力も桁違いよ。それに、クロエさんを前には出さないわ。私が王女と対峙する。だから餌が必要なの」
キリフやクロエの父の断罪が終わったあと、リーノがエーリヒをダンスに誘い、ふたりが踊る様子をカサンドラに見せつける。
きっとカサンドラは、リーノに敵意を向けるだろう。
でも、どんな言葉を投げかけられても、リーノは反応しないつもりだ。すると怒ったカサンドラは、いつものように魔法で攻撃してくるに違いない。
だが何度攻撃しても、リーノには通用しない。
「そこで、警告するつもりよ。魔女ではないのだから、そんなに魔法を使ったら魔力が尽きてしまうわ、と」
だが実際にカサンドラの魔力は膨大で、おそらくその程度で魔力が尽きることはないと思われる。


