気に入らないことがあると癇癪を起こして、侍女を鞭打ちしたこともあるらしい。
王太子はアリーシャの魔法によって無事だが、実はクロエの元婚約者のキリフも、カサンドラの被害者になっていたようだ。
言葉を話せなくなったり、足が動かなくなったりしていたと、アリーシャが話してくれた。
アリーシャが一番恐れているのは、カサンドラが彼女を傀儡の王にしたい者たちに煽られて、王位を欲してしまうことだ。
魔女の力は、人の生死に関することには使えない。
でもそれは、死を願っても叶うことがないというだけで、魔法で直接攻撃することができる。
使えるかどうかはともかく、魔力のあるカサンドラは、普通の魔法も使用可能だと思われる。
王女カサンドラは、魔女の力はもちろん、普通の魔力も持っていてはいけないのではないか。
クロエは、少し前からそう考えるようになっていた。
リーノのあとにお風呂に入り、そのあとにエーリヒが入っている間に、明日の朝食の準備をしておく。
切り身の魚を味噌漬けにして、あとは野菜を浅漬けにしたもの。明日はこれに、ご飯と味噌汁だ。
昔のクロエでもあまり食べなかった和食の定番だが、エーリヒはこれがとても気に入っていた。
「魚の味噌漬けか」
「うん。明日の朝焼くから、楽しみにしていてね」
そう言って、まだ濡れたままのエーリヒの髪を、丁寧に拭いてあげる。
エーリヒは気持ちよさそうに目を閉じて、クロエに身を委ねていた。
あの集落に滞在していた間も、寝室別々だったから、こうしてふたりでまったりと過ごすのもひさしぶりだ。
王太子はアリーシャの魔法によって無事だが、実はクロエの元婚約者のキリフも、カサンドラの被害者になっていたようだ。
言葉を話せなくなったり、足が動かなくなったりしていたと、アリーシャが話してくれた。
アリーシャが一番恐れているのは、カサンドラが彼女を傀儡の王にしたい者たちに煽られて、王位を欲してしまうことだ。
魔女の力は、人の生死に関することには使えない。
でもそれは、死を願っても叶うことがないというだけで、魔法で直接攻撃することができる。
使えるかどうかはともかく、魔力のあるカサンドラは、普通の魔法も使用可能だと思われる。
王女カサンドラは、魔女の力はもちろん、普通の魔力も持っていてはいけないのではないか。
クロエは、少し前からそう考えるようになっていた。
リーノのあとにお風呂に入り、そのあとにエーリヒが入っている間に、明日の朝食の準備をしておく。
切り身の魚を味噌漬けにして、あとは野菜を浅漬けにしたもの。明日はこれに、ご飯と味噌汁だ。
昔のクロエでもあまり食べなかった和食の定番だが、エーリヒはこれがとても気に入っていた。
「魚の味噌漬けか」
「うん。明日の朝焼くから、楽しみにしていてね」
そう言って、まだ濡れたままのエーリヒの髪を、丁寧に拭いてあげる。
エーリヒは気持ちよさそうに目を閉じて、クロエに身を委ねていた。
あの集落に滞在していた間も、寝室別々だったから、こうしてふたりでまったりと過ごすのもひさしぶりだ。


