【side彩葉】
「…ん………」
ぼんやりしたまま目を開けると、視界いっぱいに広がったのは、蓮の胸元。
……え。
一瞬、思考が止まる。
まるで抱き込まれるみたいな格好で、私は蓮の腕の中に収まっていた。
……そ、そうだった、あのまま私も寝落ちして…っ
まだ外は暗いから、夜…?
思わず顔を上げると、
「おはよ」
至近距離で、蓮と視線がぶつかる。
ち、近い……!
声も出ないまま固まっていると、蓮は気にした様子もなく欠伸をひとつしながらゆっくり身体を起こした。
私を囲っていた腕も外れて、ようやく自由になる。
……いや、待って。
平然としすぎじゃない!?
「れ、蓮。……その、…さっきのこと──」
勇気を振り絞って切り出した、その瞬間。
蓮がわずかに眉を寄せた。
「さっき?…何かあったのか?」
いや、“何かあったのか?”じゃないでしょ!
私を押し倒して、壁ドンどころかソファドンして、超近距離で嫉妬かましながら寝落ちしましたよね!?
物申したいことが多すぎて、頭の中でツッコミが大渋滞。
思い出すだけで、顔がじわっと熱くなる。
「…ん………」
ぼんやりしたまま目を開けると、視界いっぱいに広がったのは、蓮の胸元。
……え。
一瞬、思考が止まる。
まるで抱き込まれるみたいな格好で、私は蓮の腕の中に収まっていた。
……そ、そうだった、あのまま私も寝落ちして…っ
まだ外は暗いから、夜…?
思わず顔を上げると、
「おはよ」
至近距離で、蓮と視線がぶつかる。
ち、近い……!
声も出ないまま固まっていると、蓮は気にした様子もなく欠伸をひとつしながらゆっくり身体を起こした。
私を囲っていた腕も外れて、ようやく自由になる。
……いや、待って。
平然としすぎじゃない!?
「れ、蓮。……その、…さっきのこと──」
勇気を振り絞って切り出した、その瞬間。
蓮がわずかに眉を寄せた。
「さっき?…何かあったのか?」
いや、“何かあったのか?”じゃないでしょ!
私を押し倒して、壁ドンどころかソファドンして、超近距離で嫉妬かましながら寝落ちしましたよね!?
物申したいことが多すぎて、頭の中でツッコミが大渋滞。
思い出すだけで、顔がじわっと熱くなる。

