そのキス、契約違反です。~完璧王子の裏側には要注意~




それに、蓮だって友達はいっぱいいる。

さっきも誘われてた。


それなのに、ずっと私と一緒にいる。



「ねえ、蓮。さっき誘われてたけど、いいの…?」

「え?」

「護衛だから側は離れられないけど、もし友達とも回りたかったら少し離れたとこにでもいるから──」



言い終わる前に、ぐい、と顔を覗き込まれた。



「俺は、お前とがいい」



そして、迷いなく言う。



「当たり前だろ。好きなんだから」



…ちょ、直球すぎる。


少し離れたところに、まだみんながいるのに。

顔が熱くなって、思わず逸らす。



「彩葉、あんだけ強いのにこういうのには弱いよな」

「…………悪い…っ、?!」



揶揄われたからむっとして返すと、



「そういうとこも、可愛くて好き」



……なに、もう…!


昨日から、遠慮のなくなった蓮の破壊力が、すごい。


だめだ、もう、そんな優しい顔で好きなんて言われたら。



もっと好きになっちゃうよ。