都市伝説系ネットミームについて

「そうです」
そう答える亜理紗さんの表情にはどこか複雑な感情が混ざっているように見えた。
気を取り直して机に向かい、引き出しの中を確認する。

中には教科書とノートが入っていて、引き出しはずっりしと重たい。
試しに国語の教科書を取り出して中を開いてみると、新品のように綺麗なままだ。
「涼介は一夜漬けで試験に望むタイプなんです。受験となると、さすがにそうはいかないと思うけど」

「心配そうな顔してますね」
「涼介の勉強方法は誰が見たって心配になりますよ」
苦笑いでそう答え、本棚の本を一冊抜き出すとそこからヒラリと千切られたノートの切れ端が床に落ちた。
「それは?」