涼介が緊張をほどくように大きくため息を吐き出して賞賛します。
「今回はこれだけじゃないんだけどね」
希美は私たちの反応を見て満足そうに微笑みながらも、意味深にそんなことを言いました。
「まだ続きがあるの?」
そう質問すると希美は首を左右に振って「続きを自分たちで体験するってどう?」と、提案してきたんです。
その意味がわからず、私と涼介は目を見かわせました。
他の場所から聞こえてきた部活動の音はいつの間にか止んでいて、窓の外は暗くなり始めています。
「今日の夜、実際に終電後の駅へ行ってみない?」
顔面いっぱいに好奇心をたたえた希美が言います。
「実際に?」
「今回はこれだけじゃないんだけどね」
希美は私たちの反応を見て満足そうに微笑みながらも、意味深にそんなことを言いました。
「まだ続きがあるの?」
そう質問すると希美は首を左右に振って「続きを自分たちで体験するってどう?」と、提案してきたんです。
その意味がわからず、私と涼介は目を見かわせました。
他の場所から聞こえてきた部活動の音はいつの間にか止んでいて、窓の外は暗くなり始めています。
「今日の夜、実際に終電後の駅へ行ってみない?」
顔面いっぱいに好奇心をたたえた希美が言います。
「実際に?」



