都市伝説系ネットミームについて

亜理紗

夜になると途端に辺りは静寂に包まれる。
昼間あれだけ賑やかだった病室も、今はわたし1人しかいない。
でも、それも今日までだ。
沢山検査して体に異常がないのがわかったから、明日には退院できる予定になっている。

久しぶりの我が家が楽しみだった。
だからだろうか、夜中になってもなかなか寝付くことができなかった。
布団を頭からかぶって目を閉じていると、ふいにどこからか視線を感じて目を開けた。
誰かがわたしを見ている。

だけどここは一人部屋で、誰もいるはずがない。
看護師さんが巡回に来たにしてはジッと見つめてくる時間が長い気がする。
ジワリと嫌な予感が胸に広がっていく。
真っ白な目だけを残してシミになった亜理紗さんの姿が脳裏に思い出された。