都市伝説系ネットミームについて

突如八尺様が悲鳴を上げたかと思うとわたしを付き飛ばした。
ドアまで吹き飛んで背中を叩きつけられたわたしは呼吸ができなくて、息を詰まらせる。
「う……っ」
痛みで目の前がチカチカしている。

どうにか起き上がって大きく息を吸い込んだとき、パジャマの胸ポケットから自分の家のお守りが飛び出しているのが見えた。
なんでこんなとろこに?
疑問に感じている暇もなく八尺様が暴れまわる。

「お前は嫌だ! お前は嫌いだ! すぐにこの電車から下りろ!!」
わめき散らし、他の影たちにぶつかりながら車内を逃げ回る。
もしかして、このお守りのせい?
わたしはお守りを右手にギュッと握りしめて八尺様に突き出した。