早速見つけた失せモノをポケットにしまい、教室をあとにする。
これの扱いは慎重にしよう。
ほかのメンバーだってきっと、同じことを思うはずだ。
けど、やっぱり橋本さんはこのゲームになにか関係があるようだ。
同時に、敵側の一番の標的ともなっている。
橋本さんがいればそれでいい。
クラスのみんなが弾け飛んだ現実を見ても心は揺れなかった。
ただ一人。あの子だけが、僕の原動力となる。
だからすぐそばに橋本さんがいない状況がこのうえなくやる気を無くさせていたけれど、彼女を狙う者を始末する必要性が出てきたのであれば話は別だ。
僕は橋本さんのためだけに存在しているのだから。
全部を愛してる。
大丈夫、大丈夫だよ橋本さん。
きみのためになら、いくらだって踊るから。
この手を汚す選択だって迷わないよ。



