正体バレからの愛され地獄 ♡護衛任務、恋愛難易度超S級♡

もしかして瑠璃星では外部組に対するあたりが強い・・・?
そうしたら護衛対象(ターゲット)にも接触しにくいかも・・・。
逆に生徒会に入れば、接触しやすかったり・・・?
組織にとって私は捨て駒のような存在だし、自分で任務成功(クリア)に持っていくのは、大切なことだ。
「えっと・・・僕で務まるんですか?この学園のことはスマホで調べたくらいで・・・」
「見学に来ていないのか?」
「た、体調不良で行けなかったんです・・・」
嘘だ、学校見学の日は潜入任務が入っていた。
「大変だったな。じゃあ案内係を付けよう。生徒会加入のお礼だ、学園生活も楽になると思うぞ」
「え、あ・・・」
あれ、もう加入することになってるような・・・。
「じゃあ先に生徒会室に案内しよう。ついてこい」
え、ちょ・・・ちょっと待ってよ颯稀先輩・・・!
私まだ了承してないんですけど!
まぁ加入はするつもりではあったんだけど。
「・・・ひ、広いですね」
「そうか?まぁ、公立中学よりは広いだろうな、どこの高校もそうだぞ」
「いえ、ここまで大きいところ滅多にありませんよ。・・・なんか噴水と庭園が見える・・・」
「え?」
私がそう言うと、颯稀先輩が逆に首をかしげる。
「・・・どの学校にもあるんじゃないのか?」
「ありません」
すごい、お金持ちってすごい。
なんか歩いてる道とかオシャレすぎて・・・。
薔薇園も見えるし、あれは・・・スーパー?
なんで学園内にスーパーがあるんだよ。
ふつう購買とかなはず、なんだけど・・・。
「あ、ココから入るぞ。役員以外は入れない扉なんだ」
颯稀先輩はポケットからカードを取り出して、突然現れた扉にかざす。
するとかちゃりと音がして、颯稀先輩は重そうなその扉を開けた。
・・・はい、なんでエスカレーター?
もう驚くのも疲れて、さも当然かのようにエスカレーターに乗る颯稀先輩のあとを追う。
3階分くらいありそうな長いエスカレーターを降りると、また大きな扉が現れた。
それにもカードをかざして、颯稀先輩が扉を開けてくれる。
すると
「お疲れ様です、会長!」
入ってきた私たちを迎えたのは、えくぼが特徴的な笑顔の男の子・・・いや、男の人?
童顔だけど、おそらく先輩だろう。
「あ、その子がですか⁉初めまして!生徒会・・・」
「ちょっとお前うるさい」
元気に挨拶をしてくれようとした先輩(仮)を押しのけ、颯稀先輩は奥に歩いて行った。