「そうそう、営業部長兼社長秘書です。給料を倍にしてもらわないと!」
(秘書さんか。そういえば……)
ふと気になって志桜は尋ねた。
「鷹井社長に専任秘書はいらっしゃらないのですか?」
「つけていないんですよ。本人が嫌がるので。でも僕の負担がえらいことになってきたので、そろそろ雇おうとは思ってます!」
「それじゃあ、もしかして私の誕生日の贈りものは園村さんが手配を?」
彼は楓と志桜の婚約の件も知っている。なので尋ねてみた。あのプレゼントを手配してくれていた人物にいつか会えたら、礼を言いたいと思っていたのだ。毎年、楽しませてもらっていると。
雄大は目を丸くし、それからぷっと噴き出した。
「あの頓珍漢なプレゼントの数々ですか? それは心外です。僕ならもっと女性が喜ぶ品を贈りますよ」
「じゃあ、あのプレゼントは誰が……」
雄大は心底楽しそうに目を輝かせる。
「それはもちろん――」
ところが、彼の口から答えを聞くことはできなかった。愛奈と並んで歩いていたはずの楓が足を止め、こちらを振り返ったからだ。不機嫌そうな怖い顔で。
「園村、あまりのんびりしていると次のクライアントとの約束に遅れるぞ」
「あっ、そうでしたね。急ぎましょうか」
(秘書さんか。そういえば……)
ふと気になって志桜は尋ねた。
「鷹井社長に専任秘書はいらっしゃらないのですか?」
「つけていないんですよ。本人が嫌がるので。でも僕の負担がえらいことになってきたので、そろそろ雇おうとは思ってます!」
「それじゃあ、もしかして私の誕生日の贈りものは園村さんが手配を?」
彼は楓と志桜の婚約の件も知っている。なので尋ねてみた。あのプレゼントを手配してくれていた人物にいつか会えたら、礼を言いたいと思っていたのだ。毎年、楽しませてもらっていると。
雄大は目を丸くし、それからぷっと噴き出した。
「あの頓珍漢なプレゼントの数々ですか? それは心外です。僕ならもっと女性が喜ぶ品を贈りますよ」
「じゃあ、あのプレゼントは誰が……」
雄大は心底楽しそうに目を輝かせる。
「それはもちろん――」
ところが、彼の口から答えを聞くことはできなかった。愛奈と並んで歩いていたはずの楓が足を止め、こちらを振り返ったからだ。不機嫌そうな怖い顔で。
「園村、あまりのんびりしていると次のクライアントとの約束に遅れるぞ」
「あっ、そうでしたね。急ぎましょうか」



