「歩み寄ってくれた人と、いい関係を築いていけるように努力しようと思います。それは夢を叶えるために絶対に必要なので」
「夢?」
志桜は恥ずかしそうに笑い、打ち明ける。
「まだ内緒にしていてくださいね。いつか……KAMUROの社長になりたいなと思っているんです。そのためには社員に信頼される人間にならないと!」
グッと両のこぶしを握って、志桜は前を向く。
「いい夢だ。志桜なら必ず叶えられるよ。――さて」
そう言って、楓は立ちあがる。
「待望のKマシェリ専用AIをそろそろお披露目しようか?」
「はい、ぜひ!」
楓の仕事用の大きなモニターに、トキルを女の子っぽくしたような愛らしいキャラがポンと飛び出してくる。KAMURO本店スタッフの制服と同じ、白いジャケットを着用している。
「わ、かわいい」
「トキルをベースに、俺を接客してくれたときの志桜をイメージしてデザインしてもらった」
(私、こんなに女の子らしくも、かわいくもないと思うけど……楓さんの目にこんなふうに映っているのだとしたら嬉しいな)
『どんなジュエリーをデザインする?』
『似合う宝石から選ぶ? 大切な思い出を形にする?』
画面のキャラがお喋りを始める。
「夢?」
志桜は恥ずかしそうに笑い、打ち明ける。
「まだ内緒にしていてくださいね。いつか……KAMUROの社長になりたいなと思っているんです。そのためには社員に信頼される人間にならないと!」
グッと両のこぶしを握って、志桜は前を向く。
「いい夢だ。志桜なら必ず叶えられるよ。――さて」
そう言って、楓は立ちあがる。
「待望のKマシェリ専用AIをそろそろお披露目しようか?」
「はい、ぜひ!」
楓の仕事用の大きなモニターに、トキルを女の子っぽくしたような愛らしいキャラがポンと飛び出してくる。KAMURO本店スタッフの制服と同じ、白いジャケットを着用している。
「わ、かわいい」
「トキルをベースに、俺を接客してくれたときの志桜をイメージしてデザインしてもらった」
(私、こんなに女の子らしくも、かわいくもないと思うけど……楓さんの目にこんなふうに映っているのだとしたら嬉しいな)
『どんなジュエリーをデザインする?』
『似合う宝石から選ぶ? 大切な思い出を形にする?』
画面のキャラがお喋りを始める。



