たしかに愛奈は楓を気に入っている様子だった。でも彼を愛しているとは思えないし、おそらく志桜への嫌がらせが最大の目的なのだろう。
(仕事が終わったらすぐに楓さんに電話を入れてみよう。事情を説明すれば、彼はきっとわかってくれる)
けれど、押し寄せてくる不安で胸がつぶれてしまいそうになる。
楓は理解してくれても鷹井家はどうだろう? もし志桜が無罪を証明できたとしても、一度でも恥ずかしい噂の流れた婚約者を許してくれるだろうか。
(そもそも、楓さんだってどう思うかしら?)
『今度、うちにTV局が取材に来ることになったんですよ! 注目の実業家として鷹井さんを特集したいって話で』
先日の打ち合わせの帰り際、雄大がそんな話をしてくれた。鷹井AIラボは急成長中で、世間の注目を集めている大切な時期だ。今回の志桜のスキャンダルが彼の仕事関係者の耳に入りでもしたら、彼の評価さえ落としかねない。
そん状況を招いてしまった時点で、婚約者失格の烙印を押されても文句は言えない。
(とにかく誠心誠意謝罪をして、それから……)
どうにか結び直せた楓との縁がここで切れてしまうかもしれない。そう考えただけで、自分でも驚くほどに動揺していた。こんな状況になって、あらためて実感する。
(仕事が終わったらすぐに楓さんに電話を入れてみよう。事情を説明すれば、彼はきっとわかってくれる)
けれど、押し寄せてくる不安で胸がつぶれてしまいそうになる。
楓は理解してくれても鷹井家はどうだろう? もし志桜が無罪を証明できたとしても、一度でも恥ずかしい噂の流れた婚約者を許してくれるだろうか。
(そもそも、楓さんだってどう思うかしら?)
『今度、うちにTV局が取材に来ることになったんですよ! 注目の実業家として鷹井さんを特集したいって話で』
先日の打ち合わせの帰り際、雄大がそんな話をしてくれた。鷹井AIラボは急成長中で、世間の注目を集めている大切な時期だ。今回の志桜のスキャンダルが彼の仕事関係者の耳に入りでもしたら、彼の評価さえ落としかねない。
そん状況を招いてしまった時点で、婚約者失格の烙印を押されても文句は言えない。
(とにかく誠心誠意謝罪をして、それから……)
どうにか結び直せた楓との縁がここで切れてしまうかもしれない。そう考えただけで、自分でも驚くほどに動揺していた。こんな状況になって、あらためて実感する。



