「この写真の投稿主は、いわゆる捨てアカですね」
「捨てアカってなに?」
「もう! まだ若いんですから、それくらい知っといてくださいよ~」
蘭の説明によると、捨てアカとは文字通り捨てても困らないアカウント。つまり普段使っているものではなく、悪口やいたずらなど身元を明かしたくないときに使うアカウントのことらしい。
「フォロワーもほぼゼロなので、世間的には全然バズってません。そこは安心してください。でも、うちの会社の誰かがたまたまタイムラインに流れてきたのを発見して神室さんだと気づいちゃったみたいで……」
その誰かが同僚にメッセージアプリで共有、あっという間に社内中に拡散したようだ。
「この金髪男がですね、悪い意味でそこそこ有名人なんですよ」
「そうなの?」
ナズナとも友人だったようだし、彼もインフルエンサーなのだろうか。志桜が尋ねると、蘭は渋い顔でうなずいた。
「ナンパ、夜遊び系の動画クリエイターで、俗に言う炎上系ってやつです。このバーも六本木辺りでは出会い系として有名みたいで……」
同僚たちの冷たい視線の理由が、これでわかった。
仮にも婚約者がいる身で、派手な店に出入りして、チャラチャラした男性と交流している。そう誤解されてしまったのだろう。
蘭も険しい顔で尋ねてくる。
「捨てアカってなに?」
「もう! まだ若いんですから、それくらい知っといてくださいよ~」
蘭の説明によると、捨てアカとは文字通り捨てても困らないアカウント。つまり普段使っているものではなく、悪口やいたずらなど身元を明かしたくないときに使うアカウントのことらしい。
「フォロワーもほぼゼロなので、世間的には全然バズってません。そこは安心してください。でも、うちの会社の誰かがたまたまタイムラインに流れてきたのを発見して神室さんだと気づいちゃったみたいで……」
その誰かが同僚にメッセージアプリで共有、あっという間に社内中に拡散したようだ。
「この金髪男がですね、悪い意味でそこそこ有名人なんですよ」
「そうなの?」
ナズナとも友人だったようだし、彼もインフルエンサーなのだろうか。志桜が尋ねると、蘭は渋い顔でうなずいた。
「ナンパ、夜遊び系の動画クリエイターで、俗に言う炎上系ってやつです。このバーも六本木辺りでは出会い系として有名みたいで……」
同僚たちの冷たい視線の理由が、これでわかった。
仮にも婚約者がいる身で、派手な店に出入りして、チャラチャラした男性と交流している。そう誤解されてしまったのだろう。
蘭も険しい顔で尋ねてくる。



