転生したら同じ家の王女だったので、復讐を決意しました。

「おや、ルーシェ嬢のお屋敷に、私宛のお手紙が?」




「ええ。渡しておこうと思いまして」




優しく微笑むルシアンの顔は、手紙の中身を見るやいなや、一気に険しいものとなった。





「…何だ、これ」




そこに入っていたのは、婚約者レイナが他の男と会っている密会写真だった。





それは一枚だけでなく、服装や時間帯、季節の違うものが何十枚も入っていたのだ。