こんな日には、決まって思い出す事がある。 彼の寝転ぶ後ろ姿、痛んで焦茶色になったパーマがかった後頭部を浮かべた私は 短く息を吐いた。 そろりとベッドから降りた足に冷気が刺さる。 眠れない日は、開き直って起きておくに限る。 節約のためにカフェオレスティックは買っていない。 味気ない食器棚からひとつ、 マグカップを手に取りソファへ座り込んだ。