「理穂ちゃん?」 あなたが声をかけてくれた。あたしは 「浩樹君?」 照れながら言った。だってメールでは浩樹君って打ってるのに、声に出すのは初めてで。 それからあなたのおすすめのダイニングバーに行って、二人でゆっくり飲んだ。 あたしは普段はおしゃべりなのに、あなたの前では何話していいかわからなかった。あなたが会話をリードしてくれたね。 そして…、あたしたちは酔いも手伝ってかダイニングバーを出たあとラブホに入ってしまった。