四つ目は、
ヤンキーと仲良くすべし、
はっきり言ってこれはない。
だって神聖なる大学に、
偏差値の低いヤンキーなんて無縁な場所なのだから。
仲良くなろうにも、
そもそもヤンキーなんて居ないんだし、
これは該当者なしかと……。
ふと窓から外の景色をぼんやりと眺めていたら、
敷地内を猛スピードでクラクションを鳴らしながら、
赤原付スクーターが走り去っていく。
首に垂らしたヘルメット、
細めのサングラス、
襟足だけ背中まで生やした金髪、
黒ジャージで金エンブレム。
うん、
さっき言ったヤンキーいない説を撤回をしよう。
俺は漫画の世界みたいに、
驚きで目と歯が飛び出していた。
あれだけのヤンキー要素を揃えた奴なんて中々いない。
果たしてどこの学科で、
何年生なのだろうか。


