既読後、

『サイテー、二度と送ってくんな』と、

すぐ返ってきたガチ怒りな絵文字なしのメッセージに背筋が凍りつく恐ろしさ。


それに加え、

え?これ、俺は悪くなくね?って後からくる自分を正当化したくなる気持ちが余計、

気分を悪化させていた。



謝れば済む話なのに、

間違いなく亀裂《きれつ》が入った俺と波瑠との関係はもうどうしようもできない。


きっと時間も解決してくれないだろう。



俺は持っていたスマホを投げ捨てるかのように置き、

今はもう何も考えたくないからベッドに飛び込んだ。