人生クレイジー




「今から女子部屋行こうぜ!」



マチコが悪ふざけを企む。



「そういうの嫌いじゃない、むしろ好きかも」と俺は口走っちゃてる。


こうして、

始まった女子部屋観光ツアー。



俺たちが女子部屋のある階に上がり、

どの部屋に入ろうかと悩んでいたら、

外に居た女子たちが、

男子が来たと騒ぎ出した。


みるみる部屋に戻り、

外の通路はもぬけの殻。


すっぴんだとか、

今着ている服がとか、

いろんな難癖つけて部屋から出てこない。


女子部屋特攻隊長として選ばれただっちんは、

前に押し出されようにして、

各部屋のドアをノックしていった。



だけど、

イケメンが来たと部屋の中で騒ぐ女子たちはドアを開けてくれないから、

急遽、

俺が二代目女子部屋特攻隊長に任命される。



「なんだ、りょうちんかよ」



だっちんとは、

あからさまに態度が違うお出迎いに、

俺は苛立ちを隠せない。


雑な扱いな上、

変態扱いまでされる俺は白い目を向けられ、

もう後戻りできそうにないから、

軽快なステップで、

女子部屋へと突入した。


とりあえず、着席。


他にも男子がいるのに、

何故か俺だけ変態扱いされる。


罪を擦りつけようとするも、

マチコが「どうしてもりょうちんが女子部屋に行きたいって」と真っ先に裏切ってくる。



部屋の中には俺を入れて男子が5人、

女子が4人いて、

なんだか合コンみたい。


顔見知りのナカシーとイッチーは知ってるけど、

他の二人は全く知らない。


初めまして、〇〇です、

みたいに対面形式の自己紹介が始まっていくから、

やっぱり合コンみたい。


だけど、

片方の人数が一人だけ少ないから、

俺の前の空席がより目立った。


次第に、

ペアとなって連絡先の交換をし合い出す。


俺だってもう一人さえ居れば楽しめたんだ、

交換できたんだ、

こんな思いしなくても済んだんだ。


なんとも楽しめないこの状況に、

嫌気を指していたら、

女子部屋に誰かが入って来るのが分かった。


この部屋は5人部屋、

もう一人いる、

俺は物凄く目を光らせた。