「さて、どうしようか?」
リーダーの俺が司会進行役をする中、
マイマイはモゴモゴ何かを言っている。
別にマイマイを気にする人なんていなくて、
ただ受け流すだけ。
「じゃあ、みんなで空手しよう。私、教えてあげられるし」
ヤギちゃんの発言にメンバーは嫌そうな表情を見せる。
周りの顔を伺うまでもなく、
「却下!」と断った俺はナイスと言わんばかりの視線を向けられていた。
「なんでよ!逆に空手以外に何かあるの?」とどうしても空手を披露したいヤギちゃんに向かって、
俺は自信気に案を出した。
「ロボットダンスなんかはどう?今の俺なら全然教えてあげれるよ」
親指を立ててグッドサインを作り、
ウインクなんかも決めちゃったりして、
間違いなくこれで決まりそう。
だが、
返ってきたのは満場一致の却下とヤジ。
「ちゃんとしてよ」とナカシーから始まり、
「だから、首痛めんじゃん!」とイッチーの首いじり。
おまけ付きはヤギちゃんの「りょうちんって、ほんとセンスないよね」という鼻につく言葉だった。
今すぐ教室の隅で体育座りして落ち込んだっていんだよ?
結局、
マイマイが案を出したシンデレラ劇。
それも少しどころか、
大幅に変えたボーイズラブ風の劇をすることで満場一致に至った。


