「へいへい、ロボットダンスで登場ですか?」
「遅刻しちゃダメでしょ〜!!」
だっちんとマチコから揶揄いのヤジが容赦なく俺へと飛んでくる。
それを聞いて、
クラスの皆は笑っていいものだと判断し、
大笑いしていた。
ロボットダンスはとやかく、
マチコが遅刻のヤジを飛ばすのだけは違うはず。
恥ずかしさの余り、
この場から消えて居なくなりたい。
鞄で顔を覆うようにして、
俺はB班の許へと辿り着いた。
「おはよう。りょうちん、何かあった?」
おはようの時点から笑っちゃってるイッチーは失礼極まりない。
それにゲラゲラと俺を指差しながら笑うマイマイは、
もっと失礼すぎるだろう。
まともなのは他のメンバーぐらいで、まだ口許をプルプルさせ、
笑わないようにと頑張ってくれている。
でも、一人は例外。
ヤギちゃんは笑いもしないで、
真顔で俺のことを見つめている。
ここは逆に笑って欲しいと羞恥心を覚えたぐらい、
俺は目を合わせられないでいた。
「首、寝違えて回らないんだよ」
俺が一つ説明するごとに大笑いされるから、
耳に響くわずかな振動が俺の首を苦しめている。
とくにマイマイのゲラが針のように首に刺さるから痛いんだよね。
今日はレクリエーションの演し物を決めないといけないのに、
一向に進まないからマイマイの口をガムテープで塞いだ。


