自分の担任を冷めた目で見ながら思った。


この人、顔はいいのになぁ、、。


変なところでヘタレで、生徒への虐待。
あの保健の先生だって虐待に関して止めてなさそうだったし、このクラスはどうかしてる。


いや、この学校が、かな。


「ふざんけんなよ、お前ら、、!」


怒りに満ち溢れてる眼。顔に浮き出た血管が切れそうなくらい怒ってる。

今日はもう能力使えないし。

もっと別の使い方をするべきだったかなぁー、、。

そう思ってももう遅い。拳との距離数センチ。避けれない。

目を瞑ったそのときー


「ちょっと待ちなさい、花柳くん」


穏やかなでも、人を殺せちゃうんじゃないかってくらい、鋭くて凶器みたいな圧。

重厚のある整った、息を呑むほど綺麗な顔。


理事長。