先生が私に視線を向ける。それに応えて緊張した面持ちを作る。

「そして翠嵐」

「はっ、はいっ!」

私に用、、、、。心当たりしかない、、。


「あとで理事長室に来い」


はっ!?
え、心当たりしかないけどそんなかしこまった場所に行くほどなんかしたっけ!?

「え、っと、なんか、しました、っけ、?」

「いや、ここでは話せないことがある」

先生の目は察しろと私に言っていた。
何?まさか雨の人間ってバレたとか?嘘でしょ?さすがに早いし、、、。

じゃあ、なんだ?

嫌な予想が頭の中を駆け回って心臓がドクリと嫌な音をたてる。

そのときー

「、、、、いッ、、た、、ぁ」

え?
口の中に鉄の味が広がる。
どうやら下唇を切れるくらいかんでしまっていたみたい。
でもこれだけじゃなかった。



ービリビリビリッ!!!!ー



「、、ぅぐっ、、ぅ、、ぁえ、、?」


体中をビリビリした何かが通る。

な、なになになに、、、。

痛みのあまり声が出なく、全身が震え、麻痺し始めている。

なんで、、、、何が、、起こった、、、?