そうして教室を出て行った先生。

「こんなに自習多くていいんですか、、?」

「あー、、、いつもの事っていうか、、、勉強は間に合ってるからいいんだけどさ」

この人は、、、愛垣春(あいがき はる)。気さくで優しそうなムードメーカーっていう印象が強い。

「そ、そうなんですか、、、」

「、、、ごめん、みんな」

千夜がか細い小さな声でつぶやくように言った。

「俺たちが遅刻したから、、、」

「だ、大丈夫ですよ!なんかよくわかんないことが起きてはぐらかされましたし!」

「たしかに、、、。あれなんだったんだろうね」

春がそういうと、みんなもうーん、、と、考え始める。

「なんかの魔法?」

「いや、魔法なんて存在するわけないって」

「ちなみに、、誰がやった、、?」

「いや俺じゃないけど」

「俺もや」

あれ、関西弁の人いたっけ?あ、久遠?