「なっ、、、はっ?」

何が起きたか分からない様子。
周りを見ると困惑の色が隠せず、目にあらわれている。

かくいう私も動揺したふり。

「えっ、?な、なに今の、、、、」

「、、、お、お前らがやったのか!」

戸惑う雰囲気から一転。怒りで顔を赤くした先生が怒鳴る。

なんか、犬みたい、、、。負け犬の遠吠えってやつ?

「や、やったもなにも、、、」

「ねぇ、、、?俺たちそんなの初めて見たし、、、」

「そもそも、あれ、幻覚、、、?」

「じゃ、じゃあ!翠嵐!お前か!?」

はっ?私?

「大体お前がきてからおかしいんだよ!お前だろ!やったの!」

「いやいや、、、いくらなんでもそんな魔法みたいなことできませんし、、、、。雨漏れとか?」

「雨漏れにしては随分と硬い水だったが!?」

「じゃ、じゃあ分からないですって、、、」

「では、このことは学園側に報告させてもらう。よって1時間目は自習とする。犯人が見つかり次第即刻、極刑に致す!」

咳払いをしてどーんと効果音がつきそうな声色で言った先生。

極刑ねぇ、、、、。

鞭打ちとか?はたまた処刑?

でもどうせ犯人は見つからないし。
このクラスの人達はやってないし、犯人私だし。