晴のうち、雨。

「はっ、、、?」

唇に感じる感触。目の前にあるのは右京の顔。いや、近すぎ近すぎ!

というか、あのリップ音ってまさか、、、。

リップ音の真実に気づいた私の顔が引き攣る。

ちら、と右京の顔をのぞくとー、、、

「え」

うなじから耳にのぼるまでゆでたこみたいに赤くなっていた。

てっきり右京の策略で、余裕そうに笑ってると思ったんだけど、、、、。

「え、何してんの?てか、右京顔赤すぎ」

右京の後ろから千夜が顔を覗かせた。
それと同時に右京は全力で顔をそむけ、千夜に顔を見せないようにガードする。

「えーと、、、なんか、、思わぬ事故というかなんというか、、、、」

なんて返せばいいのかわからない、、、。

目の前には真っ赤な右京。
怪訝そうに困惑している千夜。
そしてこの状況に戸惑う私。


終わった、、、、。