晴の人間の不良品が集まるE組に編入生がきた。

てっきりまた男かと思ったけど入ってきたとき、目を見開いた。

大きく潤んだ瞳。サラサラの水色っぽい白と黒が混じり合った髪。
欠点のない顔。

綺麗、、。

と思ったけど、彼女のまとう雰囲気は鋭く近寄れない感じがした。

少しでも触れると傷がつきそうなくらい。

口元は笑っているけど潤んだ瞳は鋭く冷たい。

でもすぐにー、、

「初めまして!翠嵐うららです」

ニコッと微笑んだ。
あの顔は、、見間違い?

そう思えるくらい笑った顔が綺麗で可愛かった。

でも距離を感じた。
人の心に踏み入れさせない、踏み入らないという執念があるような。

体が動かなかった。