でもそろそろ限界が来たらしい。

「ついに私もですか、父上」

私の父は、雨の人間の国王的な存在にあたる。

どうやら、巫女だからと安全地帯に居させられていた私も晴の人間の全てを暴くために動かなければいけなくなったらしい。

「、、、ッすまない!うらら!」

「別に、、どうせそのうち私も出されるのはわかっていましたから」

こんなことを言われても何も思わない。思えない。

人手不足なのだろう。それほど雨の人間が殺されたと言うことだ。



なんて愚かな。



「私も学校へ?」

「あぁ。お前も、天陽学園に、、」

私に有意義にならないものはいらない。

「そうですか、では」

「、、!ちょっと待ちなさい!」

くるりと振り向き言った。